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ながさわ鍼灸日記

2011年10月25日

No.12(A)謎の胸痛解消


胸に痛みを感じるが、心臓の検査では「異常なし」といわれた、そんな体験をする更年期女性が増えている。最近これが、従来の狭心症の検査や治療では解決しない、細い血管の障害で起きる「微小血管狭心症」だと分かってきた。女性ホルモンの減少が背景にあると見られる。同じ臓器の病気でも、男女で症状が異なる点に注目する「性差医療」の代表例として注目され始めている。

 

ふつうの狭心症は、中高年の男性に多く、労作時に起こることが多いとされ、胸痛の持続時間は5~10分程度、心電図やカテーテル検査が有効であり、ニトログリセリンによる治療も胸痛を抑える効果があるとされているが、微小血管狭心症は、閉経後の女性に多く、安静時に起こることが多い、そして胸痛の持続時間も1時間~半日続く人もいて、心電図やカテーテル検査では異常が見つかりにくいことに加えてニトログリセリンによる治療の効果が薄い。

 

東京都の女性(59)は4年前、心臓を圧迫されるような痛みを感じるようになった。料理をしている時や自転車に乗っている時など、何でもない場面で起きる。不安になって総合病院を受診した。狭心症が疑われ心電図をとったが、異常ななかった。しかしその後も痛みは続き、別の二つの病院で同じ検査をした。結果は同じ。「気のせい」「疲れでしょう」などといわれた。だが、心臓という場所だけに、痛みが出るたびに不安になった。「仕事中にたおれたら・・・」。次第に毎日を楽しめなくなった。2年後に循環器内科が専門の病院を受診し、「微小血管狭心症」と診断された。「あなたみたいな女性がたくさん来ます」といわれ、驚いた。一般の狭心症は心臓に血管を送る冠動脈が動脈硬化で狭くなったり、けいれんを起こしたりすることで血流が悪くなり、胸に痛みが生じる。男性に多いとされる。一方、微小血管狭心症は、圧倒的に更年期の女性に多い。女性ホルモンのエストロゲンは血管を広げる働きがあるが、閉経ととも急速に減少する。それで、心臓の細い血管が収縮しやすくなり、痛みが出ると見られている。「痛みの理由が分からないことがストレスになっていた。やっと理解してくれる人に出会い、今はとてもすっきりした気分です」と女性は言っている。

 

加齢総合診療科の医師は、女性が高齢化で長くなった閉経後の期間を以下に健康に生きていくかは社会的に重要な問題。あらゆる診療に性差の視点を取り入れて対策を取っていくことが求められている」と話す。

 

<2007年6月朝日新聞に掲載された記事より抜粋>

 

 

二子玉川の鍼灸院 /ながさわ鍼灸治療院 <全身治療・不妊治療・妊娠中・逆子・安産灸・産後ケア・美容鍼>

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