ながさわ鍼灸治療院

月経（生理）は内分泌調節機能および子宮内膜の周期的な変化など、多くの因子によって発来します。正常な流失経路を経て月経（生理）と認識されます。これらの各部位の障害によって月経異常が生じます。

 

＜月経異常の分類＞

 

①       月経がない（無月経）

９０日（３ヶ月）以上、月経がないことをいう。

 

②       周期の異常

月経周期とは月経が始まった日を第一日目とし、次の月経が始まる前日までをいう。

月経周期のおよその正常範囲は２５～３６日間とする。

・     月経周期が２４日以下は、頻発月経

・     月経周期が３７日以上は、稀発月経

 

③       持続日数と量

持続日数とは、月経の開始日から終了日までの足掛け日数をいう。日本人は平均３～７日が最も多い。

・     月経量が２０ｍｌ以下で２日以内で終わってしまうものは、過少月経

・     月経量が異常に多く、頻発することが多い。

 

④       月経に伴う異常症状

（Ａ）月経前緊張症

原因は不明であるが、心因性、自律神経失調、内分泌の変調などが考えられている。

（Ｂ）月経困難症

月経の直前や開始から月経の期間中にかけて起こる、強度の下腹部痛や腰痛、嘔吐

 

 

＜鍼灸治療が適応となるもの＞

 

ケース①

・     月経前にイライラする

・     疲労感や思考の低下

・     頭痛や腹痛、腰痛、下腹部の重圧感

・     乳房の緊張感

・     顔面や手足のむくみ

・     食欲が旺盛になる

・     便秘

・     おなかが張る

→月経前緊張症

 

ケース②

・     月経前や月経開始から期間中の強度の腹痛や腰痛、嘔吐

→月経困難症

 

＊上記の症状はヒントとしてご利用頂き、診断は医療機関へ委ねるようお願いいたします。

 

 

＊＊＊　ツボの救急箱より　＊＊＊

 

応急処置として、簡単にわかるツボをいくつか紹介しております。

 

☆　痛くて我慢できない生理痛

▲合谷＜ゴウコク＞（→手の親指と人差し指の股の間を押し上げていき骨にあたる所）に市販のせんねん灸を２～３個行ってください。

▲血海＜ケッカイ＞（→膝の皿の上端の内側から指３本分の所）にも同様に。

 

！！やけどに注意しましょう！！

 

 

 

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