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ながさわ鍼灸日記

2018年9月21日

鍼灸経絡治療・腹痛


こんにちは。ながさわ鍼灸治療院です。

今回は「腹痛」に関して今まで勉強してきた

東洋医学、はりきゅう経絡治療的な治療法について

記載してみたいと思います。

*****

腹痛には主な証としては脾虚、もしくは、肝実が絡む。

また、腹痛には「厥腹痛」と「真腹痛」があり

「厥腹痛」とは、いわゆる胃痙攣や食中毒によるお腹の痛みのこと。

「真腹痛」とは、昔は急性腹症と言われていた重症な腹痛のこと。

古典には、腹痛には直接に患部に施術せずに足に引けと言われていて

以前は突然急激な腹痛を発する時や

胆石や胆嚢炎を伴う痛みなどにも

お腹に鍼はせずに胃経の梁丘穴に施術、置鍼をすると言われていた。

現在でも腹痛には梁丘穴はよく使用される。

梁丘穴以外にも、腹痛には足三里穴、豊隆穴、上口穴、蘭尾穴など

胃経に沿って使用されることが多い。

「脾の気に弱気は難治」と言われているが

腹痛にかかわらず脾の気が弱ければ難治となる。

盲腸炎、婦人科疾患には胃経の奇穴である蘭尾穴、

特に右側の蘭尾穴に1㎝~1,5㎝置鍼をすると良いとされる。

同時に右側の志室穴のやや下方、腸骨稜との間辺の反応店に

刺鍼を施すことで盲腸炎に効くとされている。

腹部の急性腹症などに治療する場合には

胃経の梁丘穴に刺鍼するか、慢性の下痢には施灸が効く。

盲腸炎や下腹部痛には、蘭尾穴に置鍼が有効。

婦人科疾患などの場合にも

梁丘穴や蘭尾穴も右側の穴を使用することが多い。

激しい腹痛には脾経の陰白穴に刺鍼をする。

診察・診断として、お腹が痛い場合には

胃の辺りが痛いのか、胆嚢の辺りが痛いのか、腸が痛いのか

泌尿器の方が痛いのか、婦人科関係の方が痛いのかなど

大まかな見分け方をしてなければ

同じ証が立っても治療法が異なってくるので

現代医学的な面からもよく観察をするべきである。

たとえば、胆嚢の辺りが痛いとしても

胆嚢炎と胆石との違いや腎臓の辺りでも

腎盂腎炎の軽い場合には腎臓が痛いと訴える場合があるが

志室穴の辺りから前の方へ痛みが放散する場合などは

腎結石を疑うことになる。

婦人科系の場合は、時期的なものが非常に大事で

病が奥の方か子宮関係の外の方かを判断する。

上脘穴や 中脘穴辺りの中焦の痛みを

温めるとあまり具合がよくないが

下腹部の下焦は温める方が良い場合が多い。

胃や腸が原因でお腹が痛い時は気の巡りが速いので

補的に施術する方が良い。

胆石や腎結石の痛みにたいしては

手足の方から治療することが無難である。

しかし、腎結石であれば志室穴の辺りの圧痛点の周りに

やや深めに鍼をすると良い。

腎結石の治療で

奇経の「公孫‐内関」を使用することもある。

婦人科疾患には、手足の方から治療することと、

腰仙部から治療すると良い。

子供の治療をする場合に注意することは

身体のどこが痛くても

お腹の痛みを訴えることがあるので

診察・診断には気をつけること。

******

勉強会ではさまざまなことを教えてもらえるのですが

これらを実践に結び付けるためには

日々の努力が必要で精進いたします。

世田谷区・二子玉川の鍼灸院・はりきゅう経絡治療 /ながさわ鍼灸治療院<不妊症・不育症・逆子・安産灸・産後ケア・子ども小児ハリ(夜泣き・夜尿症)・ビワの葉温灸&ビワの葉エキス温灸>

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