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2012年2月4日
<頭痛について>
頭痛持ちの人や慢性頭痛で悩んでいる人は国民の4割と言われておりますが、その中で偏頭痛で悩んでいる人の70%は、病院などの医療機関での受診をせず過ごされているようです。大多数の人が市販薬に頼ったりそのままにしているのが現状です。
頭痛も様々で、放置していても良いものから重篤なものまで、つらい症状ではあるけれども緊急性を要しないものがあれば、さほどつらい症状ではないけれども生命に危険が及ぶ緊急処置を要するものまであります。国際頭痛学会が発表している分類に基づくと頭痛を一次頭痛(慢性頭痛)と二次頭痛(症候性頭痛)に分けています。
それぞれの頭痛について、後に細かくご説明いたしますが、ここでは概要を記載します。
① 二次頭痛(症候性頭痛)
クモ膜下出血、硬膜下血腫、脳腫瘍、髄膜炎などがあり、腦や身体の病気があって起こる頭痛です。今までに経験のない痛み、突然の痛みが激しく現れる、日増しに痛みが強くなる、この3つが大きな特徴です。他に麻痺、ボケ、視力の異常、高熱などを伴ったり、手足が不自由になる、痺れ、ふらつき、けいれんなどもあります。
② 一次頭痛(慢性頭痛)
慢性頭痛は習慣性頭痛とも言われるようです。腦や身体に異常がないのに繰り返し頭痛を発症します。この頭痛は偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛の3種があります。
(a) 偏頭痛
偏頭痛持ちの75%は首や肩凝りを伴い、頭痛が発症する前に肩凝りがひどくなります。発作的に繰り返して起こり、持続時間は4時間~72時間です。頭痛の部位は頭部の片側、コメカミ辺りでありますが、両側に痛みが出たり後頭部に起こることもあります。ガンガン痛むという表現がされます。
(b) 緊張型頭痛
緊張型頭痛は88年までは筋収縮性頭痛と呼ばれていました。頭の両側が締め付けれる様な痛み、頭の両側が締め付けられるような痛みと表現されます。頭痛の持続時間は30分~1週間連続することもあります。精神的なストレスと身体的なストレスの両者があります。
(c) 群発性頭痛
毎日のように肩の辺りに痛みが発現するものです。片目の嶴がえぐられるように痛み、一定期間毎日痛みますがその期間が過ぎれば起こらなくなります。一回の頭痛は1時間程度ですが、15分~3時間という説もあります。頭痛の強さは、頭を抱えて転げまわるような激しい痛みであり、睡眠中に起こりやすく痛みで目を覚ますことも少なくはありません。発作中は、目の充血、涙が出る、鼻づまり、鼻水、顔に発汗、まぶたの腫れなどの症状がでます。三叉神経痛と似た症状です。
以降、項目ごとに詳しく説明を記載してまいります。
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