ながさわ鍼灸治療院

「肩が痛くて腕が挙がらない」など、肩関節の疼痛性運動障害を呈する疾患の総称です。また、肩関節部に疼痛をうったえるものに首や肩周辺の筋肉からの放散痛や関連痛などがあります。全身の発熱や腫れがある状態、明白な外傷（骨折や脱臼）があるものなどは注意を要します。

 

＜鍼灸治療が適応となるもの＞

腱板炎や肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋長頭腱炎などが適応であり、なかでも一番多いのは肩関節周囲炎（＝五十肩）です。

 

＊五十肩

この名称は一つの病態を指す病名ではなく、４０～６０歳代の加齢に伴う退行性変化を基盤として、病的変化が肩関節の一部の組織に限局することなく、周囲軟部組織に及んでくる幾つかの病態を総称する臨床的な症候名で、有痛性の肩関節障害である。

徐々に発症していき、エプロンを結ぶ動作が出来ない、髪を結わく動作が出来ない、重いものが持ち上げられなく持ち上げると疼痛が増す。急性期は、じっとしていても痛い状態であり、夜寝ていても痛い。慢性期になると、痛みは減少するが運動制限がみられる。

五十肩は、鍼灸治療院を訪れる方のなかでとても多い疾患です。

 

 

＊＊＊　生命力を強化する経絡治療を受けましょう　＊＊＊

経絡治療（ケイラクチリョウ）は生命力を強化して体質改善をします。体質が改善されますと、太りすぎは痩せ、痩せすぎは太る、高血圧は下がり低血圧は上がる、という全身的な総合治療です。したがって、すべての生活上の障害は自然に取り除かれるのであります。

 

 

＊＊＊　ツボの救急箱より　＊＊＊

応急処置として、簡単にわかるツボをいくつか紹介しております。

 

☆　背中に手が回らない

▲天宗＜テンソウ＞（→腕と肩の付け根に手の付け根をのせて、中指があたる先端）に人差し指・中指・薬指の３本で、少し強めで痛くない程度に３秒押してパッと離してください。これを５回繰り返します。

 

▲膈兪＜カクユ＞（→肩甲骨の下端を結んだ線上の背骨の骨から両側に指２本分外方）から腰までを、痛みを感じない程度で強めに、ゲンコツでたたいてください。「トントン」と一定のリズムで、上から下に、下から上に、１分行いましょう。

 

 

☆つり革をつかみにくい

▲臂臑＜ヒジュ＞（→腕を真横に挙げると肩先にくぼみができる。ここから腕を曲げたときに出来るシワの端にむかって指３本分の所）を人差し指・中指・薬指の３本で、指先は固定したまま中指を中心として小さい円を描くように強めに、少し痛みを感じるように１分押し続けてください。その後、蒸したタオルを臂臑＜ヒジュ＞から上腕にかけてくるむようにして、血行を良くしましょう。

 

 

二子玉川の鍼灸院 /ながさわ鍼灸治療院　＜全身治療・不妊治療・妊娠中・逆子・安産灸・産後ケア・美容鍼＞