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2011年10月31日
通風(高尿酸血症)は、血液中に尿酸が多くなった状態をいいます。尿酸塩(尿酸の結晶)が関節などにたまると激しい痛みを伴う炎症発作、いわゆる「通風」発作を起こすことがあります。通風は9割以上が成人男性に発症しますが、通風の背景には持続する高尿酸血症があることから、高尿酸血症が以下のように定められています。
<高尿酸血症の定義>
正常 血清尿酸値 7.0mg/dL以下(年齢、性別問わず)
高尿酸血症 血清尿酸値 7.0mg/dLを超える場合(年齢、性別問わず)
原因は?
血液中に尿酸が増える原因は、次のように考えられています。
① 尿酸が体内で多く産生される(先天性の代謝異常や無酸素運動、食事やアルコール、肥満などによる)
② 尿酸の排泄が悪い(遺伝的体質、無酸素運動、脱水、アルコール、肥満などによる)
③ ①と②の両方
放っておくと?
尿酸値の高い人は、通風だけでなくさまざまな病気を合併するとみられています。
*** 生命力を強化する経絡治療を受けましょう ***
経絡治療(ケイラクチリョウ)は生命力を強化して体質改善をします。体質が改善されますと、太りすぎは痩せ、痩せすぎは太る、高血圧は下がり低血圧は上がる、という全身的な総合治療です。したがって、すべての生活上の障害は自然に取り除かれるのであります。
*** 治療を受けながら、日々の生活で自分で出来ることは何でしょう ***
生活習慣の修正も大切です。
① 肥満があれば解消しましょう
② 尿酸値を増やさない食生活を習慣にしましょう
③ 水分を十分にとりましょう
④ 飲酒をひかえめにしましょう
⑤ 激しい運動は避けて、有酸素運動をしましょう
食事でできること?
ポイント① バランスのよい食事を
主菜は一品にして、副菜には野菜や海草、きのこ、芋、豆など2品以上そろえてみましょう。主食は夜遅くなるようなら控えめに。汁物による塩分取りすぎを防ぐためにも1日1杯を原則にしましょう。
ポイント② 水分を十分にとる
水分をしっかりとって尿量をふやし、尿と一緒に尿酸を排出しましょう。1日の尿量が2000ml以上になるようにしましょう。
ポイント③ アルコール類はひかえる
アルコール自体に肝臓での尿酸産生を亢進させ、腎臓からの排泄を低下させる作用があります。適量の範囲でのんでいて尿酸値が高い場合は、週に1~2日飲まない日を作りましょう。
ポイント④ プリン体をとりすぎないようにする
プリン体の多いものは連続して大量に食べないようにしましょう。多く入っているものは、大正エビ、レバー、かつお、さんまなどです。プリン体とは何でしょう。プリン体とは、DNA(デオキシリボ核酸)やRNA(リボ核酸)といった細胞の核の中にある核酸などを構成する成分です。「プリン」というのは化学構造上プリン環という骨格をもつものの総称で、卵と牛乳で出来たお菓子のプリンとは無関係です。プリン体はからだの中で分解されて代謝されると、最終的に尿酸という形で排出されます。尿酸はそれ以上分解されないのでからだにたまると通風が起きます。
<mini知識>
Q 仕事で夕食が夜遅くになりますが、少量のアルコールと食べるのが楽しみです。これはダメですか?
A 肥満とアルコール摂取は尿酸値を上昇させる要因になりますので、夜遅くの飲食はできれば避けたいものです。遅くなりそうなときは、途中でおにぎりやうどんのような主食となるものを食べておき、帰宅後は主菜と副菜を食べるようにしてみてはいかがでしょうか。アルコールについてはまず毎日飲まないようにするなど、今よりも量を減らすことから始めると良いです。
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