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2011年12月1日
鍼灸治療で使用する“はり”は、注射で使用する針とは異なります。
種類はさまざまですが、基本的には髪の毛程の太さの”はり“です。注射のように針を通して液体を注入したり血液を抜いたりする目的ではないので中心部に穴もありません。
鍼灸治療においての”はり”は、最初は石器でした。
その後、骨針、竹針、陶針へと変わっていきました。金属針の使用は戦国時代からです。金属鍼の登場によって、経絡の概念や臓腑学、陰陽論などが結びついて鍼治療が確立していきました。「古代九鍼」という古代中国で用いられた九種類の鍼がありますが、その中の「豪鍼(ゴウシン)」が日本で最もよく用いられる鍼です。豪鍼とは「髪の毛のように細い鍼」という意味です。毫鍼が使われる理由として皮膚への接触や摩擦のみに対しても使いやすいですし、深く刺さなくてはならない時にも利用できるので、応用範囲が広いのです。
では、太さはどのくらいなのでしょうか。毫鍼は0.12mm~0.22mmです。注射針は0.65mm~1.2mmですから、注射針は鍼の5~10倍の太さということです。つまり、鍼は注射針の穴に入ってしまうほどの太さなのです。
“はり”は痛くて怖いという方が多いですが、“はり”という言葉の響きが人々を怖がらせているのでしょうか。痛くなく怖くない鍼灸治療があるということをもっと知ってもらうように努力しなくてはなりませんね・・・。
二子玉川の鍼灸院 /ながさわ鍼灸治療院 <全身治療・不妊治療・妊娠中・逆子・安産灸・産後ケア・美容鍼>
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