ながさわ鍼灸治療院

｢冷え」とは、末梢の血管が収縮して皮膚にくる血液が不足している状態のことです。医学大辞典（南山堂）に記載されている「冷え性」とは、「身体のほかの部分が全く冷たさを感じないような室温において身体の特定部位のみが特に爪が佐を感じる場合をいい、その発現は絶対温度だけにより決定されるものではない」とあります。

 

＜原因＞

・     急性の冷え・・・発熱の前の悪寒、精神的・心理的要因など。

・     慢性・反復性の冷え・・・甲状腺機能低下症、心不全、バージャー病、レイノー病、自律神経失調症、貧血など。

 

＜鍼灸治療が適応となるもの＞

更年期障害には鍼灸治療が適応。軽症のレイノー病やバージャー病の適応とされている。

 

 

＊＊＊　ツボの救急箱より　＊＊＊

応急処置として、簡単にわかるツボをいくつか紹介しております。

 

☆　足が冷える

▲三陰交＜サンインコウ＞（→足の内くるぶしの上端から骨に沿って上に指４本分の所）を少し強めに、痛みを感じないように親指で２０～３０秒指圧してください。指圧する前に、足湯をしてから行うと良いです。足湯と指圧を交互に繰り返し行うのも良いです。

▲湧泉＜ユウセン＞（→足の指を曲げると足の裏側に出来るくぼみ）を同様に１分間指圧してください。

 

☆　腰から下が冷える

▲湧泉＜ユウセン＞（→足の指を曲げると足の裏側に出来るくぼみ）を足湯で足を暖めてから、すりこぎ棒で強めに１分押してください。

▲上脘＜ジョウカン＞（→おヘソから真上に指４本＋３本分上がった所）を人差し指・中指・薬指の本の腹で、上脘が少し窪むくらいで、痛みを感じない程度に１～３分押し続けてください。

 

 

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